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庭や玄関まわりにタイルをDIYで貼るときのヒント

カテゴリー:その他舗装関連のDIY  

玄関まわりのタイル

DIYの外構の中でレンガに次いで人気の舗装資材がタイルです。
タイルはレンガと比べて薄いため、敷き方が多少異なります。
タイルにはいろんな貼り方があり、プロは上手に貼りますが、素人が真似しても同じように貼れるとは限りません。
ここでは、DIYでの簡単なタイルと貼り方をご紹介したいと思います。

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タイルの貼り方には直貼りと圧着張りがある

タイルを貼る方法にはいろいろあるのですが、大きく分けて直張りと圧着貼りがあります。
直貼りとは、コンクリート面にごく薄い貼り付けモルタルを塗ってレンガを張り付けていく方法です。
圧着貼りとは、モルタルで下地を作って叩きながら押さえていく工法です。

どちらがよいか、一概には言えませんが、DIYでは、圧着貼りのほうをおすすめします。
というのも、直張りに使用するポリマーセメントを入手することが難しいことと、下地コンクリートを高精度で施工しなければならないからです。
圧着張りなら施工しながらモルタルで高さ調整できるので、直張りより簡単です。

ということで、ここではより現実的な圧着貼りのほうを紹介したいと思います。

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圧着貼りによるタイルの貼り方

上にも書きましたが、圧着貼りとは空練りモルタル(バサモル)の下地がある工法です。
下記が、圧着張りによるタイル貼り付けの図面になります。

圧着張りの図面

図面の通り、下地になる空練りのバサモルは、3センチ以下にします。

下地コンクリートをきれいにする

下地のコンクリートは汚れていることが多いので、まずはじゅうぶんにきれいにする必要があります。多少不陸があってもモルタルで高さ調整できるので大丈夫ですが、汚れは剥がれの元になるので、じゅうぶんに注意します。
DIYだとつい面倒くさがってこういった作業を怠りがちになりますが、プロはきちんと丁寧に汚れの除去をしています。

バサバサのモルタルを敷く

コンクリートをきれいにしたら、表面に吸水調整剤を塗ります。コンクリートの吸水調整剤は、入手しやすいNSハイフレックスがグッドです。

吸水調整が終わったら、 モルタルを敷きます。
この時のモルタルは、少し水を混ぜたバサモルがベストです。水練りにしてしまうと、タイルが沈んでしまうので、水の入れ過ぎには注意しましょう。

板切れやレーキでモルタルを均す

そして、板などで、表面をならします。
以前タイル屋さんが工事しているのを見ていたのですが、この工程をものすごく重視していました。敷いたモルタルを木片で叩き、その後で、レベルで水平を見ながらモルタルを鳴らしていました。
水平は、この辺りで決まるようです。

タイルの張り付け

次に、水とセメントを混ぜた貼り付けモルタル(セメントペースト)をバサバサのモルタルの上にこすりつけるように塗ります。
この時、たくさん塗って乾いてしまうと施工しにくいので、セメントペストをたくさん塗り過ぎないようにすることが重要です。
素人がDIYでタイル貼りしようとすると、プロよりもぜんぜんスピードが遅くなってしまいます。セメントペーストの施工は、30分程度で貼り終える範囲を目安にしましょう。

塗布したセメントペーストの上にタイルを置きます。
そして、タイルをゴムハンマーなどで叩き、セメントペーストの面とくっつけます。
ここできちんと圧着させないと裏側に空隙ができる元となります。
かと言って、強く押しすぎると沈んでしまうので、圧着というよりも、軽く叩くという表現のほうが適切かもしれません。

完成

固まったら、目地にモルタルを詰めて完成です。

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