駐車場の舗装をDIYで行うなどの場合はコンクリートミキサー車で運んでもらうことになりますが、レンガ積みやタイルの下地、コンクリートブロック積みの基礎などの小規模DIYや庭造りでは、コンクリートは自作でじゅうぶんです。
ここでは、コンクリートの作り方を、自分の経験と、左官屋さんに取材をもとにまとめました。
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必要な材料

左から、セメント、砂、砂利です。

我が家のセメントの袋

我が家の砂利の袋
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コンクリートDIYについてのもろもろ
セメントと砂、砂利の比率
コンクリートは、上のセメントと砂、そして砂利と水を混ぜれば出来上がるのですが、問題はその比率です。
下の写真を見てください。
実はもう答えが出てました。

セメント25kgx1袋+砂15kgx5袋+砂利15kgx5袋
だそうです。
でも、これだけ一度に混ぜるのは大変です。
セオリーでは、
セメント:砂:砂利=1:3:6
となっています。
が、この比率で混ぜると、かなり混ぜにくいです。
混ぜても混ぜても、まるで砂利をかき回しているように思えてきます。
なので、
セメント:砂:砂利=1:3:3
ぐらいがちょうどよいかと思います。
砂利が少なくなればなるほど混ぜやすくなります。
あまり砂利を少なくすると強度が心配になりますが、DIY程度の構造物はそれほど大きくはないので、気にする必要はないのではないかと思って、いつも けっこう適当な配合でやってます。
強度は砂利の比率よりもむしろ、水とセメントの比率で変わってきます。
コンクリートのできあがり量=砂利の量説
コンクリートのDIYをするときの意外な落とし穴は、
「作りすぎ」
です。
捨てれるものでもないので、できるだけちょうどいい分作りたいものです。
(実際は難しいのですが…)
で、果たしてどのぐらいのセメントを使えばどのぐらいのコンクリートができるかというと、実はセメント量から算出するのではなく、砂利の量から算出します。
トータルの砂利の量=コンクリートの量
になります。
というのは、作っているうちに砂利と砂利の中にセメントや砂が入り込むからです。
という話を何処かで聞いたのですが、実際やってみると、すべての砂が砂利の中に入っていくわけではありません。
このあたりは砂利の大きさや形にもよるので、
正確に測ることはできないのですが、
砂利の量x1.5=できあがり量
ぐらいかな?
コンクリートの作り方
さてさて、前置きが長くなりましたが、ここからがコンクリートの作り方です。
セメントと砂を混ぜる(空練り)
コンクリートを作る場合、一気にすべての材料を混ぜるのではなく、
まずセメントと砂を混ぜます。
上にも書きましたが、
セメント:砂=1:2
もしくは、
セメント:砂=1:3
ぐらいで。
とにかくよく混ぜます。
混ぜ混ぜです。
配合比率よりも、いかにちゃんと混ぜるかがよほど大事です。

うちのトロ舟は小さめなので、
混ぜるときは、たいがいちっちゃなシャベルを使って混ぜてます。
砂利を投入して混ぜる
できあがったものに砂利を投入して混ぜます。
ここでも、ひたすら混ぜます。

すごくよく混ぜると、砂利と砂、セメントが一体化してきて、砂利がよく見えなくなります。
そこまで行ったら水の投入です。
水を入れてまたまた混ぜる
水を投入したらまたまたまた混ぜます。

混ぜます。
練ります。
嫌になるぐらい混ぜます。
嫌になったらできあがりです。

できあがったコンクリートは、ちょっとしたコンクリート舗装なり、レンガやフェンス、ブロックの基礎なり好きな所に使ってくださいね。