通常レンガ積みをするときはコンクリートを敷いてその上にレンガを積んでいくのが正しい作り方ですが、コンクリート工事に自信がない方や簡単にDIYしたいという方にはコンクリート基礎なしの簡単工事をおすすめします。
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コンクリート基礎なしでDIYするメリット
DIYでのコンクリート工事は何かと大変なものです。
コンクリートは練るのも重いし後片付けも大変。
花壇やレンガ積みなどに使用される基礎コンクリートは通常
「捨てコンクリート」
と呼ばれます。
名前の通り捨ててもいいようなものなので、左官屋さんなどはバケツでコンクリートをバシャバシャと投げ捨てるように打っていきます。
でも、DIYだったらそんなにたくさんコンクリートを練るのは大変だし、材料ももったいない。
コンクリートを節約しようとすると、型枠を使うことになります。
型枠工事はそれはそれで大変ですし、型枠の作り方を理解し、実践するにはスキルも必要です。
となると、どうしてもコンクリートを使った基礎には二の足を踏んでしまうのです。
コンクリートを使わない簡易的な基礎にすれば、これらの煩わしさが解消されます。
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コンクリート基礎がなくても強度は大丈夫なのか
「 コンクリートを使わない」となると、「強度はじゅうぶんなのか?」と心配される方も多いでしょう。
が、花壇程度の高さのレンガ積みだとそれほど多く心配する必要はありません。
DIYなら簡易的な基礎での作り方でもじゅうぶんです。
なぜなら、、、
まずレンガの自重です。
レンガの比重は多く見積もっても1.8程度、つまり水の1.8倍重いということです。
砂利の比重は1.6程度、粘土で2.6程度ですから、レンガのほうが重いとはいえません。
次に花壇の土から受ける土圧です。土圧は専門用語では荷重分散角と呼ばれ、30°もしくは45°に分散していきます。つまり、基礎にはほとんど影響しないのです。
コンクリート基礎を作らない場合の断面
それでは、基礎を作らない場合の断面を見てみましょう。
レンガで簡易的に基礎をつくる場合
基礎が全くないとレンガを積みにくいという場合は、一番下にレンガを横向きに敷いておくとよいです。
この方法は、曲線積みをする場合に特におすすめです。
基礎を全く作らない場合
基礎を全く作らない場合は、いきなりレンガを砕石の上に積んでいくことができます。
この作り方の場合、レンガを節約できるメリットがある一方、一段目が基礎になるので、ズレが許されません。
個人的にはレンガの多少多めになっても、レンガで簡易的な基礎をつくることをおすすめします。