DIYをやっていて、こんな悩みに遭遇したことはありませんか?
「コンクリートに鉄筋を差したいけど、既存のコンクリートに鉄筋は差せない」
「基礎コンクリートを作ったけど、縦筋はどうすればいいかわからない」
こんな悩みに答えてくれるのが、鉄筋アンカー(差し筋アンカー)です。
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庭造りの便利アイテム「鉄筋アンカー」
例えば、レンガ積みをする時に、穴あきレンガに鉄筋を挿したいと思ったことはないでしょうか?
レンガ積みの家を作るわけではなく庭造りのDIYなので、必ずしも鉄筋が必要なわけではないのですが、なんとなく鉄筋を入れて安心したいという人もいるでしょう。
その考え、分かります、うん。
そんな時にベストな鉄筋が鉄筋アンカーです。
花壇のレンガ積みだけではなく、コンクリートブロック積みにも使えます。
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鉄筋アンカー(差し筋アンカー)とは
ではそもそも鉄筋アンカーとはどういうものなのでしょう?
鉄筋アンカーとは、鉄筋とアンカーが合体したものです。
先端がアンカーとなっていて、いったんコンクリートに挿すと抜けなくなるという代物です。
鉄筋が使われているということで鉄筋アンカーとも呼ばれますし、差すということで、差し筋アンカーとも呼ばれています。
鉄筋アンカー(差し筋アンカー)の種類と規格
鉄筋アンカーには、主に3種類の規格があります。
下記がその一例です。
呼称 | 長さ | ドリル径 | 穿孔深さ |
D10 | 450mm | 16.5mm | 50mm |
D13 | 600mm | 19.7mm | 60mm |
D16 | 750mm | 25.0mm | 70mm |
D16というのはかなり太い鉄筋なので、DIYで主に使うのはD10かD13です。
ドリル径や穿孔深さは手元の資料によるものです。
大型ホームセンターだと、鉄筋アンカーは箱売りしています。
箱にドリル径や穿孔深さが書かれているので念のため確認しましょう。
鉄筋アンカーの使い方
アンカーと聞いて、
「DIYにはレベルが高すぎ」
と思った人もいると思います。
が、鉄筋アンカーの使い方は簡単です。
コンクリートに穴開けをするための工具、振動ドリルさえあれば素人でもDIYで簡単にアンカーを差すことができます。
まずはコンクリートに穴を開ける
ドリル径と穿孔深さは上記の表のとおりです。
コンクリートは砂利が入っているので簡単に穴が開かないかもしれませんが、根気よく頑張りましょう。
粉塵を吐き出す
穴を開けたら、中に詰まっているコンクリートの粉をエアーダスターなどで履き出します。
セメントの粉塵は意外とたくさん穴の中に溜まっています。
この作業を怠ると鉄筋がじゅうぶんに差さらなくなり危険です。
しかもたちの悪いことに、中途半端に刺さった鉄筋は二度と抜けないです。
鉄筋を打ち込む
鉄筋の頭を石頭ハンマーで力強く叩きます。
すると、先端部のアンカーが広がっていき、コンクリートとしっかりと固定されます。
できあがり
一度差したアンカーはガッチリとくっついて動きません。
コンクリートブロックやレンガ花壇の基礎に使えます。