悩ましい木製フェンスの基礎。
こちらで布基礎と独立基礎について書きましたが、ここでは布基礎のみについて書きたいと思います。
布基礎でフェンスが建てられる場合と建てられない場合を見極めるためのまとめです。
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外構業者さんがブロックにフェンスを取り付ける時は、あらかじめ穴を開けておいて、その中にフェンスの支柱を差し込む形で施工します。
でも、DIYの場合は、既存のコンクリートブロックの上にフェンスを建てたい場合も多いのではないでしょうか?
既存ブロックを利用して基礎を作る際の問題点
ブロックに穴を開けて基礎とすることはできない
まず布基礎の場合、断言ですっ!
既存のコンクリートブロックにフェンスを取り付けたくても取り付けることはできません。
ブロックは意外と強度が低いので、残念ながら今あるブロックに穴を開けることはできません。
穴を空けたらまわりが壊れて残念なコトになってしまいます。
ブロック塀は、意外ともろいのです。
既存のブロックに積増しすることは難しい
既存のブロック塀の上にコンクリートブロックを積んで穴を確保するという方法もおありますが、その分ブロックの高さが上がってしまいます。
そして、ブロックの上にブロックを積むことはとても難しいです。
強度などを考えると、DIYでの施工はオススメできません。
だったらどうするか。
ふっふっふっ、
妙案があります。
一度壊してブロックの基礎をつくるのです。
かなり手間はかかりますが、中途半端にブロックを積増しするよりもはるかに簡単です。
それでも技術はいりますが…。
ですが、2段積み程度のブロックなら何とかなりますが、5段とか6段のブロックだとこれも難しいです。
3段積みを壊している様子
となると、既存ブロック塀を利用しての基礎フェンスは難しいので、一歩下がって独立基礎とするほうが無難です。
上の写真が一歩下がって独立した基礎を設けてフェンスを設置した事例です。
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現場打ちコンクリートを利用した場合
フェンスを建てようとする場所がブロック塀ではなくコンクリートのがっしりした基礎になっている場合は穴あけすることで基礎柱を埋め込むことが可能です。
コンクリートに穴を開けるには、コアドリルというものが必要となります。
が、正直、ちょっと高レベルなDIYなす。
なので、やってできないことはないですが、穴あけだけでも外構のプロの方にお願いしたらよいのではないかと思います。
コンクリートブロックの積み増し
コアドリルで孔を開けるのが難しい場合は、コンクリートブロックを1段積増しすることで対応できます。20cm高くなってしまいますが、穴あけをするより積み増しを選択する外構業者さんがいるのも事実です。特に境界の場合は。
こちらは、既存コンクリートよりも基礎がはるかに丈夫なので、強度や割れのことを心配する必要はありません。
結論
布基礎はこういう場合に向いています。
- すでに穴が空いている場合
- コンクリートブロックを積み増し、または積み替えできる場合
逆に言えば、それ以外の場合は、庭の面積が少し狭くなりますが、独立基礎をおすすめします。