「市販のアルミフェンスは見映えがいまいち」
「DIYで木製フェンスを建てたい」
という方のために、基礎についての情報を書きましたが、続いては支柱のDIYについての情報です。
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アルミの支柱を使えば長持ち
フェンスで一番腐りやすいのは、雨がかかったり濡れやすい部分です。
特に基礎の根元は雨がかかったり跳ね返ったりしやすいので、ラティスフェンスのページにも書きましたが、支柱が木の場合、支柱と地面はなるべく接しないようにすることをおすすめします。
他に、支柱が腐らないようにする方法として考えられるのは、ウリンなどのハードウッドを使う方法もありますが、ここでは、アルミ角柱パイプを使ったDIYでのフェンスの支柱をご紹介したいと思います。
アルミ角パイプは、ホームセンターでも手に入れやすく、穴あけもしやすいのでおすすめです。
ただ、切断だけはちょっと面倒なので、ホームセンターのカットサービスを利用することをおすすめします。
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準備するもの
- アルミ角パイプ □50mm程度
- 六角ボルト・ワッシャーなど M6x70
- 電動ドリル(穴あけ用)
- 材料の木
どれもホームセンターで手に入るものばかりです。
穴あけのイメージと注意点
アルミパイプへの穴あけはとても簡単です。
鉄工用ドリルピットを使えば、DIYをしたことある人ならあっという間に穴を開けることができます。ネジをそのまま打ち込んでも入っていくぐらい柔らかいです。
ボルトのイメージは、写真のとおりです。
写真は、アルミフェンスのものですが、イメージはなんとなくつかめると思います。
水抜き穴を忘れないようにする
必ず考えておく必要があるのが水抜き穴です。
通常、アルミ支柱の上にはキャップをしますが、それでも水は入ってくるものです。
水が入ってきた時にちゃんと抜けていくように、水抜き穴は必ず設けておきましょう。
これはDIYによる自作フェンスだけではなく、メーカー製品でも共通する注意点です。
縦張りフェンスの場合
縦張りフェンスと横張りではDIYの手法が若干異なります。
ピケットフェンスのような縦張りのフェンスの場合は、支柱ではなく横張り材(A)にフェンスの木板を張り付けていくことになります。
この時、(A)とアルミ支柱(B)を六角ボルト(C)で固定するというわけです。
横張りフェンスの場合
横張りフェンスの場合は少し勝手が違います。
下の写真は、アルミフェンスにそのまま横板を貼り付けた例です。
これはこれでいいのですが、アルミにたくさん穴を開けることになるので、錆という面で不安です。
また、DIYだと、正確に施工できるかということも問題になってきます。
そこでおすすめなのが、下図のような方法です。
これは、支柱の上に張り板板をして、それを支柱として使うものです。
アルミ支柱でありながら、木という施工が容易な材料を併せ持つ工法です。
いろんな工法がある
以上、アルミ角パイプを用いてのフェンスの支柱のアイディアでした。
板塀は取り替えることができても支柱の取替は大工事です。
なので、フェンスの支柱は耐久性にじゅうぶんに注意して施工すべきです。