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レンガ敷きの構造と基礎の厚みについて解説

カテゴリー:レンガの敷き方  

レンガの庭

DIYでレンガを敷きたい!
わたしもそうですが、まだガーデニング初心者だった頃、DIYでレンガを敷きアプローチを作りました。
なのですが、基礎がじゅうぶんじゃなかったので、凹んでしまい、水がたまり、そして砂がたまり、苔が生えてしまいました。
一度敷いてしまったレンガはそう簡単に敷き直せない、というかせっかく頑張ってDIYしたのを敷き直すのはめんどくさい。
ということで、これからガーデンDIYを始める人のために、凹まない基礎の厚みについて書きたいと思います。
駐車場のレンガ敷きのヒントも書いてみました。

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基礎には砕石(とがった砂利)を使うのがポイント

レンガが沈み込まないように、レンガの下には基礎砕石を敷くのがポイントです。
砕石とはとがった砂利で、土に食い込むことで、地盤を安定したものにします。

砕石なしでレンガを直接敷くと、我が家の庭のように表面が凹んでくる可能性があります。
よく、ガーデニングの施工事例で、ガタガタなアンティークレンガがおしゃれだったりする写真を見かけますが、ピカピカな家にはやっぱり似合いません。きれいなおうちにはきれいなレンガが似合います。

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基礎の厚みと構造

理想的な基礎の厚みと構造は下の図のような感じです。

DIYでのレンガ敷き:構造図

基礎砕石が10センチ、その上に砂またはバサモル(ベトベトではないバサバサのモルタル)を敷きます。
基礎の頑丈さが決まるのは砕石です。砕石の上に敷くモルタルは強度を強めるためではありません。バランスをとるためです。
なので、砂でもモルタルでもどちらでもいいのです。

あまりモルタルに水を入れて柔らかくすると、レンガを敷いている途中で沈んでくるのでお勧めできません。
砂だと、レンガが思うように沈まないことがあります。
わたしもいろいろ試したのですが、DIYでは、ほんの少しだけ水が入ったバサモルでの施工をおすすめします。

駐車場にレンガを敷く場合

駐車場にレンガを敷く場合、
下に基礎コンクリートを敷く派

コンクリートはいらない派
の2つの意見があります。

それぞれにデメリットデメリットがあります。

基礎コンクリートを作って駐車場にレンガを敷く場合

メリット

  • 安心感がある。
  • 凍結で浮き上がりにくい。
  • 不等沈下しない、つまりガタガタにならない。

デメリット

  • レンガがタイヤとコンクリートの間に挟まれる形になるので、割れる可能性がある。
  • コンクリートを敷く手間が必要。

基礎を作らずに、レンガ敷きの駐車場を作る場合

メリット

  • 施工が簡単。しかも早い!

デメリット

  • 不同沈下の可能性がある。タイヤが通るところのみ沈む可能性がある。

コンクリートの基礎がないからといって、砕石層がガタガタと沈んでいくことはありません。
じゅうぶんな基礎砕石さえあれば、コンクリート基礎はいらないと、わたしは思っています。

ただし、事情がどうであれ、基礎砕石は省くことはおすすめできません。

上の写真は、砕石基礎なしにガーデニング好きの近所の奥さんがDIYで敷いたものです。
毎日暑い中DIYを頑張っていらっしゃった時は、
「砕石なくて大丈夫かなー」
となんとなく思っていた程度でしたが、数年経つと凸凹になってしまいましたね。

わたしがDIY好きなことはご近所さんも知っていることだから声をかければよかったのかもしれませんが、せっかく頑張っているところに腰を折るようで声かけできませんでした。

ご近所付き合いって難しい…。

外構のプロが教えてくれたこと
我が家のDIY日記
 
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