庭造りをしていて、コンクリートブロックで土留めをしたいということはありませんか?
本格的な擁壁や高さのあるコンクリートブロック積みはDIYでは難しいですが、花壇や2~3段積み程度までならばDIYでもなんとか積むことができます。
素人なので、時間をかけてゆっくりとやっていくのがコツです。
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DIYによる土留め
花壇ブロック程度の土留めの構造について書いてみたいと思います。
あくまでも花壇程度の高さです。
ポイントは基礎と鉄筋です。
基礎鉄筋とブロックの縦筋は本来一体であるのが望ましいのですが、鉄筋の曲げ加工が難しいのでここは目をつむって基礎には鉄筋を入れないことにします。
ただし、コンクリートブロック間に入れる縦筋は必須です。
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縦筋は鉄筋アンカーで
ここで便利なのが、鉄筋アンカーというものです。
鉄筋アンカーは、下部がアンカー上部が鉄筋になっているというすぐれもので、コンクリート基礎に穴を開けて、打ち込むと、アンカーのように突き刺さって動かなくなります。
なので、手順としては、まず無筋で基礎を作り、基礎ができたあとに鉄筋アンカーを差し込むという形になります。
鉄筋アンカーの使い方については、下記をご覧ください。
基礎以外は簡単
ブロック積みのDIYで一番難しいのが基礎作りです。
積むのももちろん難しいですが、ゆっくりとやれば何とかなります。
一方基礎づくりは、テクニックはもちろんですが、知識や道具が必要で、DIYではかなりレベルが高いです。
ということで、基礎の問題を鉄筋アンカーで解決してしまえば意外と簡単にブロック積みはできてしまいます。
ブロック積みの手順
ということで、DIYでの低い土留めをコンクリートブロックで作る手順です。
水盛り・やり方
まずは軽く整地します。
そして水平を取るための水盛りとやり方を行います。
穴を掘り、砕石を敷く
砕石の幅や厚さはあくまでも適当です。
厚みは10センチ以上あったほうがいいでしょう。
幅は施工性を考えて60センチにしてありますが、もう少し狭くてもいいかもしれません。
基礎コンクリートを作る
厚さ10センチ以上の基礎を作ります。
基礎の幅は20センチ以上です。
差し筋アンカーを差す
ブロック積みの高さが低いので、ここでは差し筋アンカーを使います。
穴を開けて、差し筋アンカーを挿します。
鉄筋アンカーの種別は、
- ブロックの高さが2段の場合、D10
- ブロックの高さが2段の場合、D13
です。
ブロックを積む
ゆっくりと慎重にブロックを積んでいきます。
左官屋さんは即効で積んでいきますが、DIYではそう簡単にはいきません。
ブロックは2段おきに横筋用ブロックを使い、横筋を入れていきます。
埋め戻す
埋め戻したらできあがりです。