石畳に使う材料として外構屋さんがよく使うのが御影石です。
ホームセンターでもたくさん売られていて、プロはもちろん素人でも簡単に手に入れることができる御影石。
この御影石とはどんな石なのでしょうか?
なぜ御影石がたくさん使われるのでしょうか?
スポンサードリンク
御影石とは元々御影産の石だった
御影石の「御影」というのは実は地名です。
兵庫県の御影というところでかつてはたくさん産出されたことから「御影石」と名付けられたことがその所以です。
もっとも現在では国内ではほとんど産出されず、ホームセンターで売られているもののほとんどは、中国産となっています。
スポンサードリンク
御影石がなぜ庭でよく使われるのか?
御影石は、とても硬い石です。
なので水を吸いにくいというのが特徴です。
水を吸いにくいということはつまり、苔がつきにくいということです。
苔がつきにくいということは滑りにくい、これがお庭で使われる理由です。
苔がつきにくいということで、墓石や灯籠など、長期の使用が前提となる構造物でも広く使われています。
御影石の種類(色編)
次は地学的なことは置いておいて、ガーデニングで使う御影石の種類について紹介してみたいと思います。
御影石には、
- 黒御影石
- 白御影石
- 赤御影石
- 桜御影石
- サビ御影石
など、色に応じて何種類かのタイプがあります。
お墓に行くと黒や赤の墓石がありますが、それらが黒御影石だったり赤御影石だったりします。
御影石の写真
黒御影石
白御影石
赤御影石
桜御影石
錆御影石
ホームセンターでもっとも売られているのは白御影石や桜御影石で、これらが石畳や花壇によく使われています。
錆御影石というのは聞き慣れない名前かもしれませんが、少し黄色みが買った色の石のことを指します。
大型ホームセンターなどでは時々販売されています。
御影石の比重
御影石を庭で使うにあたって気をつけなければいけないのが重さです。
御影石の比重は2.66。想像つきにくいかもしれませんが、これはかなり重いということです。
例えば、ホームセンターで売られている敷石用のもので一例を挙げると、
300mm×600mm×70mmというものがあります。
この石の場合、重さは、
0.3×0.6×0.07×2.66=0.033516t=33.5kg
にもなります。
33kgもの石を敷石に使うのははっきり言って大変です。
一回り小さい、
300mm×450mm×70mmの石でも、
0.3×0.45×0.07×2.66=0.25137t=25kg
とかなり重いです。
DIYで敷石や花壇を作る際には、重さにもじゅうぶん注意しましょう。