2x4(ツーバイフォー)材には質がよいものと悪いものがあります。
ホームセンターで大安売りしているSPF材の中には、かなり質が悪いものも混入しています。
特に見極めたいのが反りの大きさです。
木は天然素材なので、全くそりが生じないということはありえませんが、反りが少ないほどDIYしやすいのは事実です。
特に長い材料を使う場合は、反りが大きいととてもDIYがしにくいです。
ということで、反りの少ない材の選び方と、反りを考慮したDIYのコツについて書きたいと思います。
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木材が反る理由
製材された木材はそのままだと縮むので、乾燥した出荷されます。
切り出してから製剤までにじゅうぶん乾燥させていないと反りが大きくなってしまいます。
最近では効率良く早く出荷するために人工乾燥させた主流になって来ています。
これらの木材はKD材とも呼ばれ、温度や湿度の空調を一定に保った室内で乾燥され出荷されています。
人工乾燥(KD)材は短期間で出荷できるので価格は安いですが、表面は乾燥し過ぎ、内部は十分に乾燥されていないなどの問題があるケースもあるので、ホームセンターで購入する場合は注意が必要です。
防腐剤注入済みの木材が反る理由
ホームセンターでよく見かけるACQ加圧注入材と呼ばれる防腐剤は、防腐剤を注入することにより耐久性を高めた木材です。
耐久性はSPF材と比較すると高いのですが、液剤を注入後、人工乾燥させるので、どうしても木が反りがちです。
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反りの見極め方
大工さんのように目視で反りを見極めるのも大切ですが、もっと簡単に反りを見極める方法があります。
材料を、ホームセンターの床においてみましょう。
平らな材料なら、床にピタッとくっつくはず。
逆に反っている材料だと、床にうまくくっつきません。
一面だけが大丈夫だからといって安心してはいけません。
必ず4面全てをチェックしましょう。
反りだけではなく、ねじれていたり曲がっていたりする材もあります。
短い木材を購入する場合はそれほど気にする必要はないですが、ウッドデッキなど、大型のガーデニンググッズを作る時はじゅうぶんに注意して材料を選ぶようにしましょう。
木表と木裏
コーススレッドなどできっちりと止めてしまえば、構造物が完成した後に極端にそってしまうことはありませんが、気をつけたいのは木の表と裏です。特にウッドデッキなどを作る際はじゅうぶん注意しましょう。
木には表と裏があります。芯の方に近い方を木裏、樹皮に近い方を木表といいます。
木材は必ず木表を巻き込む形で丸くなるように反るという特性を持っています。
なので、ウッドデッキを作る際に木裏を上にしないと、デッキ材の上に水がたまってしまうことになります。
停水は耐久性に大きな影響があるので注意しましょう。